身長が100cmに近づくと、次のチャイルドシートとして背もたれ付きのジュニアシートが候補に入ります。この記事は、身長100〜150cmが対象のR129適合ジュニアシートを探している方に向けて、6機種を比べました。

想定する読者: 身長がおよそ100cmになり、次の1台を探している方。ISOFIXのある車とない車の両方で使うかもしれない方。

最初に決めること: ひとつは「ISOFIXでも固定したいか」。ISOFIXとシートベルトを併用できる機種と、シートベルトだけで固定する機種に分かれます。もうひとつは「車から車へ載せ替える回数」。本体重量は4.1kgから7.2kgまで差があります。

安全性・月齢/体重の適合基準はメーカー公表情報にもとづきます。使用前に取扱説明書をご確認のうえ、医学的な心配がある場合は医師にご相談ください。

取り付けられる座席は、車種や座席の位置によって変わります。購入前に、各メーカーの車種適合表で自分の車を確かめてください。

ISOFIXと載せ替えの回数で決める早見表

決めたいこと 候補 確かめること
ISOFIXでも固定したい コンビ/アップリカ ISOFIX AC/ブリタックス/サイベックス 取り付けたい座席が車種適合表に載っているか
ISOFIXのない車にも付けたい アップリカ AB/Joie i-Trillo mesh 3点式シートベルトのある座席か
載せ替えが多く、軽さを優先したい アップリカ AB(4.1kg)/Joie i-Trillo mesh(4.4kg) 本体重量(メーカー公表値)
135cmを過ぎたら座面だけでも使いたい アップリカ ISOFIX AC/アップリカ AB メーカーは150cmまで背もたれ付きを推奨
後席に3台並べる可能性がある ブリタックス 3台並べる場合も車種適合表で確認

ISOFIX付きのうち、コンビ・ブリタックス・サイベックスの3機種は、シートベルトだけで固定する取り付け方にも対応しています(各社の公式ページ・取扱説明書)。

取り付け方法・本体重量・座面だけで使えるかの比較表

数値はメーカーの公式ページ・取扱説明書の記載です。本体サイズは、ヘッドレストを一番下から一番上まで動かしたときの高さを幅で示しています。

項目 コンビ ジョイトリップ アドバンス アップリカ ライドクルー ISOFIX AC アップリカ ライドクルー AB ブリタックス KIDFIX i-SIZE サイベックス ソリューション T i-Fix Joie i-Trillo mesh
取り付け方法 ISOFIX+シートベルト、またはシートベルトのみ ISOFIX固定(コネクター付き) シートベルトのみ ISOFIX・シートベルト固定 シートベルト+ISOFIX(推奨)、またはシートベルトのみ シートベルトのみ
対象身長 100〜150cm 100〜150cm 100〜150cm 100〜150cm 100〜150cm 100〜150cm
年齢の目安 3才頃〜12才頃(参考) 公式資料に記載なし 公式資料に記載なし 3.5歳〜12歳頃 3歳〜約12歳 3.5歳頃〜12歳頃
体重の目安 公式資料に記載なし 公式資料に記載なし 公式資料に記載なし 公式資料に記載なし 15〜50kg 公式資料に記載なし
公表している規格 UN R129/03(i-Sizeブースターシート) UN-R129/03 UN-R129/03 R129(i-Size) UN R129/03 ECE R129
本体サイズ 幅450×奥行545〜690×高さ615〜815mm(コネクター除く) 幅500×奥行460×高さ630〜840mm 幅500×奥行460×高さ630〜835mm 幅48×奥行42×高さ63〜83cm 幅505×奥行390×高さ625〜800mm 幅54×奥行45×高さ62〜83cm
本体重量 6.6kg 5.0kg 4.1kg 6.7kg 7.2kg 4.4kg
座面だけで使う 不可(背もたれと座面を取り付けて使う) 135〜150cmで可(2.9kg) 135〜150cmで可(2.0kg) 公式資料に記載なし 公式資料に記載なし 公式資料に記載なし
カバーの洗い方 40℃以下・洗濯機の弱水流・洗濯ネット 洗濯機で洗える(方法は取扱説明書) 洗濯機で洗える(方法は取扱説明書) 洗濯機で丸洗いできる 30℃以下・洗濯機のデリケートコース 30℃以下の手洗い
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アップリカ2機種の「座面だけで使う」欄の重量は、付属品を除いた座面の重さです。サイベックスの体重の目安は、公式ページの製品詳細に載っている数値です。

6機種の特徴と、合わない人

コンビ ジョイトリップ アドバンス for Kids R129 エッグショック MB

ISOFIX併用とシートベルトだけの固定を、車に合わせて選べる

2026年6月発売のコンビのジュニアシートです。UN R129/03で認可されたi-Sizeブースターシートで、対象は身長100〜150cmです。公式ストアでは参考年齢を3才頃〜12才頃としています。

取扱説明書には、ISOFIXと車のシートベルトを併用する取り付け方と、シートベルトだけで固定する取り付け方の2つが載っています。ISOFIXのサイズクラスはB2です。ISOFIXが車のシートベルトのバックルと干渉するときは、シートベルトだけで固定するよう案内しています。

カバーは40℃以下の液温で、洗濯機の弱水流で洗えます。洗濯ネットを使い、漂白剤とタンブラー乾燥は使わず、陰干しする指定です。座面のウレタンは洗えません。標準使用期間は新品購入から10年です。

合わない人: 135cmを過ぎたら背もたれを外して座面だけで使いたい人には向きません。取扱説明書は、背もたれと座面を取り付けた状態で使うよう求めています。

仕様の出典: コンビ公式ストア(119884)/取扱説明書(PDF)

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アップリカ ライドクルー ISOFIX AC

黄色のコネクターでISOFIX固定。135cmからは座面だけでも使える

2025年11月発売のアップリカのISOFIX固定タイプです。対象は、背もたれ付きのブースターシートモードで身長100〜150cm、背もたれを外したブースタークッションモードで135〜150cmです。適合規格はUN-R129/03と公表されています。

ブースターシートモードは幅500×奥行460×高さ630〜840mm、本体重量5.0kg。ブースタークッションモードは2.9kgです。ヘッドサポートは10段階、背もたれの角度は車のシートに合わせて2段階で調節できます。

シートカバーは取り外して洗濯機で洗えます。アップリカは、身長150cmまでは背もたれ付きでの使用を推奨しています。

合わない人: ISOFIXを使わない車にも頻繁に付け替える人は、同じシリーズでシートベルト固定のライドクルー ABのほうが軽く、扱いやすい選択です。

仕様の出典: アップリカ公式(ライドクルー ISOFIX AC)/旧モデル ライドクルー ISOFIXの取扱説明書(PDF)

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アップリカ ライドクルー AB

シートベルトで固定する、今回いちばん軽い4.1kg

2025年4月発売の、シートベルトで固定するタイプです。対象はブースターシートモードで身長100〜150cm、ブースタークッションモードで135〜150cm。適合規格はUN-R129/03です。

ブースターシートモードは幅500×奥行460×高さ630〜835mmで、本体重量は4.1kg。ブースタークッションモードは2.0kgです。汗をかきやすい部分には速乾性のメッシュシートを使っています。ヘッドサポートは10段階、肩ベルトガイドで車のシートベルトの位置を合わせられます。

アップリカは、ブースタークッションモードでは背もたれを外すため、サイドシールドの効果を発揮しないと説明しています。

合わない人: ISOFIXで車体にも固定したい人には向きません。ISOFIX付きなら、同じシリーズのライドクルー ISOFIX ACがあります。

仕様の出典: アップリカ公式(ライドクルー AB)

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ブリタックス・レーマー KIDFIX i-SIZE

後席に最大3台並べられるスリムな設計

ブリタックス・レーマーのR129(i-Size)適合ジュニアシートです。対象は3.5歳〜12歳頃、身長100〜150cmで、ISOFIXとシートベルトのどちらでも固定できます。

本体は幅48×奥行42×高さ63〜83cm、重量は6.7kg。腰のシートベルトを骨盤の位置に保つ「SecureGuard」と、側面衝突に備える「SICT」を備えると公表しています。

公式ページでは、コンパクトな設計で後席に最大3台並べられるとしています。ただし3台並べるには車内のスペースが必要で、車種適合表で確かめるよう求めています。シートカバーとヘッドレストカバーは外して洗濯機で丸洗いできます。

合わない人: 載せ替えが多く軽さを優先する人には、4kg台のアップリカ ABやJoie i-Trillo meshのほうが合います。

仕様の出典: ブリタックス・レーマー公式(KIDFIX i-SIZE)

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サイベックス ソリューション T i-Fix

体重の目安まで公表。ISOFIXアームは内側にしまえる

サイベックスのUN R129/03適合ジュニアシートです。対象は3歳〜約12歳、身長100〜150cm、体重15〜50kgと公表されています。本体は奥行390×幅505×高さ625〜800mm、重量は7.2kgで、今回の6機種でいちばん重い機種です。

取り付けは、車のシートベルトにISOFIXを併用する方法が推奨で、ISOFIXのない車では3点式シートベルトだけでも固定できます。公式FAQでは、ISOFIXアームを180°内側に回してしまえば、シートベルトだけで固定できると案内しています。

カバーは洗濯機のデリケートコースで30℃まで洗えます。乾燥機と直射日光での乾燥は避けるよう、公式FAQに書かれています。

合わない人: 車から車へ載せ替える回数が多い人には、7.2kgは重く感じやすい数字です。軽さ優先なら4kg台の機種を検討しましょう。

仕様の出典: サイベックス公式(Solution T i-Fix)

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Joie ハイバック式ジュニアシート i-Trillo mesh

シートベルト固定で4.4kg、メッシュ仕様の軽量タイプ

カトージが扱うJoieのハイバック式ジュニアシートです。対象は身長100〜150cm(目安年齢3.5歳頃〜12歳頃)で、シートベルトで固定します。安全基準はECE R129です。

本体は幅54×奥行45×高さ62〜83cm、重量は4.4kg。サイドインパクトシールドとカップホルダーが付き、ヘッドレストは10段階で高さを調節できます。カトージは、載せ替えや持ち運びを重視する人向けのモデルとして案内しています。

シートカバーは30℃以下の液温で手洗いする指定で、漂白剤・タンブラー乾燥・ドライクリーニングは使えません。陰干しが推奨されています。

合わない人: ISOFIXでも固定したい人や、カバーを洗濯機で洗いたい人には向きません。

仕様の出典: カトージ公式オンラインショップ(38534)

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買う前に確認したい設置・手入れ・使い方の条件

取り付けられる座席の条件は、取扱説明書にくわしく書かれています。購入前に、次の点が自分の車に合うかを見ておきましょう。

  1. 3点式シートベルトの座席に付ける: コンビの取扱説明書は、UN R16などで認可された3点式シートベルトの座席に限るとし、2点式シートベルトでは使わないよう求めています。アップリカの取扱説明書も2点式での使用を禁止しています。
  2. 前席より後席: コンビは助手席での使用をすすめておらず、前面エアバッグのある座席では使わないよう明記しています。アップリカは2列目以降を推奨し、やむを得ず前席に付けるときは座席を最後部までスライドするよう案内しています。
  3. 横向き・後ろ向きの座席には付けない: コンビとアップリカの取扱説明書は、どちらも横向き・後ろ向きの座席での使用を禁止しています。
  4. 135cmを超えると付けられない座席がある: コンビとアップリカの取扱説明書は、身長135cmを超えると、認可された座席でも取り付けられない場合があるとしています。車種適合表で、身長ごとの可否を確かめましょう。
  5. 下に座布団やクッションを敷かない: アップリカの取扱説明書は、ジュニアシートの下に座布団やクッションを敷かないよう求めています。
  6. 強い衝撃を受けたら使わない: コンビの取扱説明書は、事故などで強い衝撃を受けた製品を使わないよう求めています。アップリカは、使用履歴のわからない中古品を使わないよう注意しています。
  7. カバーの洗い方としまい方: コンビはカバーを40℃以下で洗い、陰干しするよう指定しています。アップリカの取扱説明書は、洗濯ネットを使い、ねじったり絞ったりしないよう求めています。しまうときは乾燥させてからビニール袋に入れ、冷暗所に置くよう案内しています。

アップリカの記載は、公開されている旧モデル「ライドクルー ISOFIX」の取扱説明書によるものです。ライドクルー ISOFIX ACとABは、購入時に同梱の取扱説明書で確かめてください。

警察庁の「子供を守るチャイルドシート」によると、6歳未満の子どもを乗せて運転するときはチャイルドシートの使用が義務です(道路交通法第71条の3第3項)。6歳以上でも、体格などでシートベルトを正しく着用させられない場合はチャイルドシートを使うよう呼びかけています。

身長100cmになる前の時期に使うチャイルドシートは、回転式チャイルドシートの比較で9機種を比べました。車を降りたあとの移動用には、軽量なB型ベビーカーの比較で選び方を整理しています。

候補にしたが外した機種と理由

  • コンビ ジョイトリップ アドバンス for Kids プラス: 本体はMBと同じシリーズで、一部の販売店向けにクッションベルトが付くモデルです。条件が重なるため、MBを載せました。
  • アップリカ ライドクルー ISOFIX(旧モデル): 後継のライドクルー ISOFIX ACが発売されているため外しました。
  • Joie エレベート R129、アイ・アバーナ: 1歳3ヶ月頃から使う兼用型で、身長100cmからのジュニアシートとは選ぶ条件が違うため外しました。
  • Joie i-chapp: 背もたれのないブースターで、対象が7歳頃からのため外しました。
  • Joie アイ・トリロ FX、アイ・トレバー: ISOFIX付きのJoieです。ISOFIX付きはほかの4機種と条件が重なるため、Joieはシートベルト固定のi-Trillo meshを載せました。

よくある質問

6歳を過ぎたら、ジュニアシートはもう使わなくていいですか?

道路交通法で使用が義務になっているのは6歳未満です。ただし警察庁は、6歳以上でも体格などの理由でシートベルトを正しく着用させられない場合は、チャイルドシートを使うよう呼びかけています。今回の6機種は、どれも身長150cmまでが対象です。

ISOFIXのない車でも、ISOFIX付きの機種は使えますか?

コンビの取扱説明書は、ISOFIXを使わず車のシートベルトだけで固定する取り付け方も載せています。サイベックスも公式FAQで、ISOFIXアームを内側にしまえば3点式シートベルトだけで固定できると案内しています。ブリタックスもシートベルト固定に対応しています。

助手席に取り付けてもいいですか?

コンビの取扱説明書は、助手席での使用をすすめておらず、前面エアバッグのある座席では使わないよう求めています。アップリカは2列目以降を推奨しています。サイベックスの公式FAQも後席を推奨し、やむを得ず助手席に付けるときは座席をいちばん後ろまで下げるよう案内しています。

身長135cmを超えたら、背もたれを外して座面だけで使えますか?

アップリカのライドクルー2機種は、135cmから座面だけのブースタークッションモードで使えます。それでもアップリカは、150cmまでは背もたれ付きでの使用を推奨しています。コンビの取扱説明書は、背もたれと座面を取り付けた状態で使うよう求めています。

事故にあったあとも、同じジュニアシートを使えますか?

コンビの取扱説明書は、強い衝撃を受けたジュニアシートは使わないよう求めています。サイベックスも公式FAQで、目に見えないひびが入るおそれがあるとして、事故のあとは交換するよう強くすすめています。コンビは標準使用期間を新品購入から10年としています。

仕様を確認した公式ページ(情報源)