安全性・月齢/体重の適合基準はメーカー公表情報にもとづきます。使用前に取扱説明書をご確認のうえ、医学的な心配がある場合は医師にご相談ください。
シーン・用途別のおすすめ
「結局、自分にはどれが向いているか」を判断しやすいよう、重視するポイント別に整理しました。いずれも本記事の比較データ(下記の比較表)にもとづく判断で、実機での使用感の検証は行っていません。
比較の観点
B型ベビーカーは、赤ちゃんがひとりでおすわりできるようになってから使う、軽量・コンパクトなベビーカーです。A型からの乗り換えや、車への積みっぱなし・帰省用の2台目(セカンドベビーカー)として選ばれることが多く、多くは背面式(進行方向を向いて座るタイプ)です。同じB型でも、使える期間と体重の上限、本体の重さ、折りたたんだときの大きさ、たたみ方、SGマークの表示などに違いがあります。
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今回は次の条件を満たす6機種に絞りました。
- メーカーがB形(B型)またはセカンドベビーカーとして案内し、おすわりができる時期(生後6〜7か月頃)から使えると公表していること
- 使用期間・体重の上限・本体重量を、メーカー公式情報で確認できること
- 日本国内で正規品が販売され、執筆時点で生産・販売終了が発表されていないこと
条件に当てはまらない機種や、公式仕様を十分に確認できなかった機種は掲載していません。たとえばピジョンのビングルは、メーカーが2026年内での生産終了を発表しているため見送りました(詳しくは「よくある質問」をご覧ください)。コンビ Acbee plus MAは、執筆時点でコンビ公式ストアの通常カラーが完売表示だったため、今回は掲載していません。コンビ auto N secondは、2025年発売のBQではなく、2026年4月発売で現行のQCを取り上げています。数値は各メーカーの公式サイト・公式オンラインストア・公式の機能比較表にもとづきます(実機での社内検証は行っておりません。比較の考え方はこちらで詳しく説明しています)。最新の価格は各リンク先でご確認ください。
本ジャンル特有の注意点: ベビーカーからの転落や、折りたたみ部・すき間への指のはさみこみを防ぐため、シートベルトの装着、乗せているあいだは目を離さないこと、ハンドルに荷物を掛けないこと、段差や坂道での扱いなどは、各取扱説明書の安全上の注意が優先です。B型は新生児期の使用を想定していません。医学的な助言は行いません。
表内の◎ 緑の太字はその項目で6機種の中で最も優れた値です。▲ 赤字は最も見劣りする値です(色だけでなく記号でも区別できるようにしています)。複数機種が同値(または実質同水準)の場合は該当機種すべてに同じ印を付けます。メーカーが数値を公表していない項目は判定対象から除外しています。価格は判定に含めていません。
選ぶときの確認ポイント
- 使い始める時期: B型は、おすわりができるようになってからの使用です。メーカーの公表は「生後6カ月から」と「生後7カ月から」に分かれます。早く使えることが優れているわけではないため、取扱説明書の条件と、お子さまの様子を優先します。
- 体重の上限と使える期間: 15kg(36カ月)までのモデルと、22kg(4歳頃)までのモデルがあります。長く使いたいなら上限を確認します。
- 本体重量: 階段や電車、車への積み下ろしが多いなら、軽さが効いてきます。重さに含まれない付属品は機種ごとに異なります。
- 折りたたみ時のサイズとたたみ方: 玄関や車のトランク、旅行時の置き場所に合うかを、たたんだときの幅・奥行き・高さで確認します。
- フロントガード・ベルト: フロントガードが標準装備か別売か、ベルトの付け外しのしやすさは機種で異なります。
- SGマークなどの適合表示: 公式に確認できた事実のみ記載します。独自の安全保証ではありません。
スペック・使い方の比較表
| 項目 | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 商品名 | アップリカ ヴィット AB | アップリカ マジカルエアー フリー AB | アップリカ マジカルエアー AI | コンビ auto N second QC | サイベックス リベル(2026) | カトージ breeze |
| 使用期間(公表) | ひとり座りができる生後6カ月〜48カ月 | 生後7カ月〜36カ月 | 生後7カ月〜36カ月 | 生後6カ月〜48カ月頃まで | 腰のすわった生後6ヵ月頃〜4歳頃まで | 生後6か月(お座りができるようになって)〜48か月頃 |
| 体重の上限(公表) | ◎ 22kg以下※1 | ▲ 15kg以下 | ▲ 15kg以下 | ◎ 22kg以下 | ◎ 22kgまで | ◎ 22kgまで |
| 本体重量(公表)※2 | 5.6kg | 3.9kg | ◎ 3.3kg | 5.9kg | ▲ 6.3kg | 約5.2kg |
| 折りたたみ時サイズ(幅×奥行×高さ) | 52.1×31×62.8〜75.7cm | 45.8×33.3×▲ 94.7cm | 44×32.2×▲ 93.2cm | 40×22〜34×56cm | 32×20×◎ 48cm※3 | 40×24×55cm |
| リクライニング角度(公表) | 116°〜143° | 121°〜151° | 118°〜146° | 101°〜126°(無段階) | 約100°〜125° | 背もたれ角度130° |
| たたみ方(公表) | 片手操作で自動でたたまれていく | ワンタッチ開閉(片手) | ワンタッチ開閉(片手) | オートクローズ(手を離すと自動でクローズし自立) | 素早く簡単に折りたためると案内 | たたむのも開くのも簡単と案内 |
| 前輪・タイヤ(公表) | シングルタイヤ(16.4cm) | ダブルタイヤ(約14cm)・4輪フリー | ダブルタイヤ(約12cm) | 4輪サスペンション(タイヤ形状は公式で要確認) | 前輪サスペンション(タイヤ形状は非公開) | 前輪360度回転のシングルタイヤ |
| フロントガード | あり(左右どちらからでも開く) | 公式で要確認 | 公式で要確認 | 標準装備 | 別売(バンパーバー) | あり(取り外し可能) |
| 荷物かご(公表) | 29.2L(耐荷重5kg) | 24.3L | 24.3L(耐荷重5kg) | 27L(耐荷重5kg) | 非公開 | 容量は非公開 |
| 座面の高さ(公表) | 47cm | 50cm | 50cm | 42cm(インナークッションなし) | 非公開 | 50cm |
| SGマーク(公式確認) | 製品安全協会B形SG合格品※1 | 製品安全協会B形SG合格品 | 製品安全協会B形SG合格品 | 記載なし | 記載なし | 記載なし |
| その他の公表規格 | ― | ― | ― | EN基準適合品 | ― | EN規格適合 |
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※1 アップリカ ヴィット ABは、お子さまの体重が18kg〜22kgまでの使用についてはSGマーク制度の適用対象外と公式に注記されています。※2 本体重量に含まれない付属品は機種ごとに異なります(ヴィット ABは肩ベルトカバー・フロントガード、auto N second QCはインナークッション・キャリーグリップカバー・ガード、リベルはキャノピーを除いた重量)。breezeは公式表記の「約5.2kg」です。※3 リベルの収納サイズは公式表記の「長さ20cm×幅32cm×高さ48cm」を幅×奥行×高さに並べ替えています。折りたたみ時サイズは高さで判定し、マジカルエアーの2機種(93.2cmと94.7cm)は実質同水準として両方に▲を付けています。リクライニング角度は各社の測り方が同じとは限らないため、判定に含めていません。「記載なし」は公式情報でSGマークの表示を確認できなかったという意味で、安全性の優劣を示すものではありません。「公式で要確認」は、製品ページで明記を確認できなかった項目です。
各製品の特長
総評: SGマークのB形合格品で、4歳頃まで長く使いたい場合の候補です。アップリカ公式は使用期間を、ひとり座りができる生後6カ月〜48カ月(体重22kg以下)、本体重量を5.6kg(肩ベルトカバー・フロントガードを除く)と公表しています。
備考欄には「製品安全協会B形SG合格品」と記載されており、体重18kg〜22kgでの使用はSGマーク制度の適用対象外と注記されています。片手操作でスッと自動でたたまれていく仕組みで、折りたたみ時のサイズは幅52.1×奥行31×高さ62.8〜75.7cmです。タイヤは大径16.4cmのシングルタイヤで、4輪すべてにサスペンションを搭載しています。フロントガードは左右どちらからでも開き、たたんだあとは持ち手になると案内されています。ベルトはマグネットで付け外しするイージーベルト、座面下のバスケットは29.2L(耐荷重5kg)です。リクライニング角度は116°〜143°、発売は2026年4月です。
総評: エレベーターや狭い通路で、ベビーカーを真横にも動かしたい場合の候補です。アップリカ公式は使用期間を生後7カ月〜36カ月(体重15kg以下)、本体重量を3.9kgと公表しています。
公式の機能比較表では、ハンドルレバーを握ると4輪が自由になり真横スライドもできる「4輪フリー」を、今回取り上げたアップリカ3機種のうち本機だけの機能としています(移動後は前に動かして車輪の向きを元に戻すよう公式は注意しています)。前輪は約14cmのダブルタイヤ、ベルトはマグネット式のイージーベルトです。リクライニング角度は121°〜151°です。折りたたみ時の高さは94.7cmで、6機種の中では最も高い値です。備考欄には「製品安全協会B形SG合格品」と記載されています。発売は2024年6月です。
総評: 階段や電車移動が多く、とにかく軽さを優先したい場合の候補です。アップリカ公式は本体重量を3.3kg、使用期間を生後7カ月〜36カ月(体重15kg以下)と公表しています。
備考欄には「製品安全協会B形SG合格品」と記載されています。前輪は約12cmのダブルタイヤで、つなぎ目を溶接したフレームとサスペンションによる振動吸収設計と案内されています。座面下のバスケットは24.3L(耐荷重5kg)、シートは手洗いで洗えます。リクライニング角度は118°〜146°です。体重の上限は15kgで、22kgまで使える4機種と比べると使える期間は短めです。折りたたみ時の高さも93.2cmと高めのため、置き場所の高さを確認しておくと安心です。発売は2024年6月です。
総評: 片手でたたんで、そのまま自立させたい場合の候補です。コンビ公式は対象月齢を生後6カ月〜48カ月頃まで(体重22kg以下)、本体重量を5.9kg(インナークッション・キャリーグリップカバー・ガードを除く)と公表しています。
レバーを握って手を離すと自動でクローズし、そのまま自立するオートクローズを搭載しています。折りたたみ時のサイズは幅40×奥行22〜34×高さ56cmです。前モデルのauto N second BQでは別売だったフロントガードが、QCでは標準装備になったと公式FAQは説明しています。マグネット式のバックル、肩ベルトの高さをスライドで調節できるベルト、積載可能容積27L(耐荷重5kg)のバスケットを備え、リクライニングは101°〜126°の無段階調整です。公式ページには「EN基準適合品」と記載されており、SGマークの表示は確認できませんでした。発売は2026年4月17日(モノブラックは2026年8月下旬発売予定と案内)です。
総評: 旅行や帰省で、とにかく小さくたたみたい場合の候補です。サイベックス公式は参考年齢を腰のすわった生後6ヵ月頃〜4歳頃まで、適応体重を22kgまで、収納サイズを長さ20cm×幅32cm×高さ48cmと公表しています。
飛行機では機内持ち込みができると案内されています(事前に航空会社への確認が必要と公式は注記しています)。本体重量は6.3kg(キャノピー除く)で、6機種の中では最も重い値です。リクライニングは約100°〜125°で好みの位置に調節でき、レッグレストは2段階、ハーネスはストラップを引くだけで長さを調節できる「ワンプルハーネス」です。前輪にはサスペンションを搭載しています。別売のカーシートアダプターでサイベックスのベビーシートを取り付けるトラベルシステムにすると、新生児から使えると公式は説明しています。フロントガード(バンパーバー)は別売です。日本の公式情報ではSGマークの表示を確認できませんでした。2026年モデルは全8色です。
総評: 22kgまで使えて、本体は5kg台前半のものを選びたい場合の候補です。カトージ公式オンラインショップは対象年齢を生後6か月(お座りができるようになって)から体重22kg(48か月頃)まで、本体重量を約5.2kgと公表しています。
本体重量は、22kgまで使える4機種の中では最も軽い値です。使用時は幅40×奥行64×高さ104cm、折りたたみ時は幅40×厚み24×高さ55cmで、床面から座面までの高さは50cmです。前輪は360度回転のシングルタイヤで、どちら側からでも開けられ取り外しもできるフロントガード、マグネット式バックル、肩ベルトカバー付きの5点式シートベルト、UPF50+加工の日除けを備えると案内されています。背もたれ角度は130°、インナークッションは3Dメッシュ生地です。安全基準は「EN規格適合」と記載されており、SGマークの表示は確認できませんでした。保証期間は購入から1年間です。
よくある質問
結局、6機種の中でどれがおすすめですか?
重視するポイントで変わります。とにかく軽さを優先するならアップリカ マジカルエアー AI、SGマークのB形合格品で4歳頃(体重22kg)まで使いたいならアップリカ ヴィット AB、旅行や帰省で小さくたたみたいならサイベックス リベル(2026)が候補です。片手でたたんで自立させたいならコンビ auto N second QC、狭い場所で真横に動かしたいならマジカルエアー フリー AB、22kgまで使えて5kg台前半のものならカトージ breezeも検討できます。詳しくは上記の「シーン・用途別のおすすめ」をご覧ください。
B型ベビーカーはいつから使えますか?
メーカーの公表では、ヴィット AB・auto N second QC・リベル(2026)・breezeの4機種が生後6か月頃から(ひとり座り・おすわりができるようになってから)、マジカルエアーの2機種が生後7か月からです。どの機種も新生児期からそのまま乗せるタイプではありません。発達には個人差があるため、月齢だけでなく取扱説明書の条件を優先してください。
SGマークの「B形SG合格品」とは何ですか?
SGマークは一般社団法人 製品安全協会が定めた基準に適合した製品に表示されるマークで、ベビーカーにも基準があります(製品安全協会:ベビーカー)。本記事では、メーカー公式で「製品安全協会B形SG合格品」と確認できたアップリカの3機種にのみ記載しています。ヴィット ABは体重18kg〜22kgでの使用はSGマーク制度の適用対象外と公式に注記されています。コンビ auto N second QCとカトージ breezeはEN規格(欧州規格)への適合を表示しています。SGの有無は当サイトの独自の安全保証ではありません。
B型ベビーカーは新生児から使えますか?
今回の6機種は、いずれもベビーカー単体では新生児期からの使用を想定していません。サイベックス リベル(2026)は、別売のカーシートアダプターとサイベックスのベビーシートを取り付けるトラベルシステムにすると新生児から使えると公式は案内しています。新生児期から使うベビーカーを探している場合は、生後1か月から使えるA型の両対面式ベビーカーの比較もご覧ください。
ピジョンのビングルが比較に入っていないのはなぜですか?
ピジョンが2026年5月14日に、ベビーカーとバウンサーの生産を2026年内で終了し、在庫がなくなり次第順次販売も終了すると発表したためです(ピジョン公式のお知らせ(PDF))。対象にはB形ベビーカーのビングルも含まれます。これから長く使う一台を選ぶ記事として、今回は掲載を見送りました。ピジョンは、すでに購入した人と今後購入する人へのアフターサービスはこれまでと同様の体制で続けると案内しています。
記事に価格を載せていないのはなぜですか?
Amazonや楽天市場の価格はセールや出品者によって頻繁に変わり、記事に書いた金額はすぐに古くなるためです。本記事は6機種をメーカーの公開仕様で比較しています。最新の価格と販売元は、各製品のリンク先で購入前に確認してください。
掲載しているスペック情報の情報源は何ですか?
各メーカーの公式サイト、公式オンラインストア、公式の機能比較表・FAQを一次情報源としています。実機での社内検証は行っていません。安全性・月齢/体重の適合基準はメーカー公表情報にもとづきます。使用前に取扱説明書をご確認のうえ、医学的な心配がある場合は医師にご相談ください。メーカーが数値を公表していない項目は「非公開」と明記し、優劣の判定対象から除外しています。
各製品の詳細ページ・情報源
当サイトはAmazonアソシエイト・プログラムに参加しています。Amazonのアソシエイトとして、そだち計画は適格販売により収入を得ています。スペックの一次情報として各メーカー公式ページも併記しています。各製品はAmazonの検索結果ページにリンクしています。日本正規品かどうかは販売元の表示で確認してください。
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表の見方・注記
比較表の◎ 緑の太字はその項目で6機種中もっとも有利な値、▲ 赤字はもっとも不利な値です。対象は体重の上限、本体重量、折りたたみ時の高さで、価格は判定に含めていません。同じ値または実質同水準の場合は該当機種すべてに同じ印を付けます。メーカー資料で値を確認できなかった項目は「非公開」または「公式で要確認」とし、その項目の判定から外しています。使用開始の月齢は、早いほど優れているとは言えないため判定していません。◎の数が多い機種が総合的に優れているとは限りません。
※仕様は執筆時点(2026年10月)の情報です。価格はセールや出品者で変わるため掲載していません。購入前にリンク先で最新価格を確認してください。掲載情報は製品の安全性を当サイトが保証するものではありません。使用前に取扱説明書を確認してください。
